日本最大級のモスクで「パレスチナ緊急支援」の募金活動

イスラエル軍とハマスの武力衝突が続く中、都内にある日本最大級のモスクでは、金曜日の礼拝に合わせて、パレスチナで負傷した人や避難している人の支援のために募金活動が行われました。

募金活動が行われたのは、東京・渋谷区にある日本最大級のモスク「東京ジャーミイ」です。

モスクには、金曜日の礼拝に合わせて、およそ1500人のイスラム教徒が集まり、代表のチナル ムハンメット・リファットさんが「この悲劇で最も代償を払わされているのは弱者、子どもです。できる限り支援することを呼びかけます」と、今回の衝突で被害にあっているパレスチナの人々に向けた募金を呼びかけました。

礼拝を終えた人は、「パレスチナ緊急支援」などと書かれた募金箱に次々と寄付をしていました。

募金箱はしばらくの間、「東京ジャーミイ」に置かれ、集まった募金は、パレスチナで負傷した人や避難している人の支援のために「東京ジャーミイ」を管理するトルコ政府宗務庁の財団を通じて現地に送られるということです。

募金を行ったイギリス出身の18歳の男性は、「パレスチナの今の状況は困難で、ガザでの病院の爆発で多くの人々や子どもが亡くなっているので、私も何かするのが義務だと思った」と話していました。