サントリーHD 2年連続となる7%程度の賃上げ方向で交渉へ

来年の春闘で継続的な賃上げとその水準が焦点となる中、飲料大手のサントリーホールディングスは、2年連続となる7%程度の賃上げを行う方向で労働組合と交渉に入る方針を固めました。大手企業の間で早くも賃上げの動きが相次いでいます。

サントリーホールディングスは、来年4月から基本給を引き上げるベースアップと定期昇給分などを合わせて平均で7%程度の賃上げを行う方向で労働組合と交渉に入る方針を固めました。

これは、ことしと同等の水準で2年連続の大幅な賃上げとなります。

少なくともサントリーホールディングスに籍を置く正社員が対象で、グループ内のほかの従業員は今後、検討するとしています。

賃上げの理由について会社は、人材が成長の原動力であり、物価上昇や人手不足が続く中でも従業員がやりがいを持って働き続けられる環境を整える必要があるとしています。

来年の春闘では、継続的な賃上げとその水準が焦点となりますが、大手企業の間で早くも賃上げの方針を明らかにする動きが相次いでいます。