第212臨時国会 天皇陛下をお迎えして開会式

第212臨時国会は20日、参議院本会議場で天皇陛下をお迎えして開会式が行われました。

臨時国会の開会式は午後3時から参議院本会議場で行われました。

衆参両院を代表して、新たに選出された額賀衆議院議長が「わが国をめぐる内外の諸情勢は厳しく、早急に対処すべき幾多の重要課題がある。われわれは、この状況を深く認識し、速やかに適切な施策を講じ、国民生活の安定向上を図るとともに、世界の平和と繁栄に寄与しなければならない」と述べました。

このあと天皇陛下が「全国民を代表する皆さんと一堂に会することは、私(わたくし)の深く喜びとするところであります。国会が、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、国権の最高機関として、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します」とおことばを述べられました。

額賀衆院議長 読み上げた式辞の紙 誤って天皇陛下に手渡す

臨時国会の開会式では新たに就任した額賀衆議院議長が式辞を読み上げたあと、天皇陛下の前に進み出て式辞の紙を手渡してしまう手順の誤りがありました。

これについて額賀議長は記者会見で「初めての経験で緊張した結果だ。反省し、今後、議事進行や行事にしっかり対応できるよう努力したい」と述べました。