北朝鮮 米軍戦略爆撃機の韓国着陸に「最初に滅ぼす」威嚇

北朝鮮は、核兵器の搭載が可能なアメリカ軍の戦略爆撃機が韓国に着陸したことについて、国営メディアを通じ「アメリカの戦略兵器は、当然、最初に滅ぼす対象になる」と威嚇しました。

アメリカ軍は、核兵器の搭載が可能なB52戦略爆撃機を今週、韓国に派遣していて、韓国空軍との共同訓練に参加させたほか、韓国軍の基地に着陸させる、異例の対応をとりました。

これについて北朝鮮は20日、国営の朝鮮中央通信の論評を通じ「内外で窮地に追い込まれたアメリカによる意図的な核戦争の挑発行為だ」と反発しました。

そして「先制攻撃がアメリカの『独占物』であった時代は過去のものとなった」としたうえで、「敵側の地域に展開されるアメリカの戦略兵器は、当然、最初に滅ぼす対象になる」と威嚇しました。

北朝鮮は、アメリカ海軍横須賀基地に拠点を置く原子力空母が10月16日まで、韓国に寄港した際にも国営通信の論評を通じて、在日アメリカ軍基地も攻撃対象だとしていて、日本や韓国との連携を強化するアメリカへの対決姿勢を示しています。