スピードスケート 高木美帆 あすからの国内開幕戦前に最終調整

スピードスケートの今シーズン国内開幕戦が20日から長野市で始まるのを前に、高木美帆選手が最終調整に臨みました。

スピードスケートの今シーズン国内開幕戦、全日本距離別選手権は、20日から長野市のエムウェーブで3日間の日程で行われます。

19日は会場で選手たちが最終調整に臨み、このうち、オリンピックで日本の女子選手最多となる7つのメダルを獲得している高木選手は、およそ1時間リンクで滑り、直線の加速やコーナーでの体の動きなどついて確認していました。

高木選手は、3年後のミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックでは、過去2大会連続で銀メダルとなっている女子1500メートルでの初の金メダル獲得を目指していて、今シーズンから北京大会の団体パシュートで銀メダルを獲得した佐藤綾乃選手などと新たなチームでトレーニングを行っています。

高木選手は「仲間と一緒に練習することで、自分だけではできないことができている。とても充実していて時間がたつのが早く、やっと開幕を迎えられるという気持ちもある」と心境を話しました。

20日に出場する1500メートルに向けては「自分がチャレンジしていることをどこまでできているのかという部分にフォーカスして挑みたい」と意気込みを語りました。

開催地 長野出身の選手たちは

長野県出身で去年の北京オリンピック男子1000メートルに出場した小島良太選手は「昨シーズンは初めてワールドカップで3種目に臨んで戦い抜けたので鍛えられたタフな部分と集中力で、今大会も最終日まで戦い抜きたい」と意気込みを語ったうえで「地元でいつも滑っているリンクなので、のびのびと滑って長野のみなさんにガッツを見せたい」と話していました。小島選手は男子の500メートル、1000メートル、1500メートルに出場する予定です。

また、同じく長野県出身でオリンピックにはこれまでショートトラックで、ピョンチャンと北京の2大会に出場した菊池純礼選手は「ことしはスピードスケートを本格的に初めて2年目のシーズンだが、長野のみなさんに自分の存在をアピールできるような滑りを見せたいし、ベストタイムを更新したい」と話していました。菊池選手は女子の1000メートルと1500メートル、それにマススタートに出場する予定です。