ホンダ 2026年に自動運転タクシーサービス 都内の一部で開始へ

ホンダは、アメリカのGM=ゼネラルモーターズと共同で3年後の2026年に自動運転タクシーのサービスを始める計画を明らかにしました。運転手のいない車両を使って東京都内の一部のエリアでサービスを開始します。

発表によりますと、ホンダとアメリカのGM=ゼネラルモーターズ、それにアメリカで自動運転サービスを提供するGMの子会社は、2024年前半に合弁会社を設立し、2026年に自動運転タクシーのサービスを始める計画です。

特定の条件のもとで完全自動運転を行うレベル4の技術で、運転手のいない6人乗りの車両を使うということです。

まずは、東京都内の一部のエリアに限って、走行ルートを定めずに目的地を自由に指定できるサービスを始める計画です。

数十台規模でサービスを開始し、そのあと、500台規模の車両を導入し、エリアの拡大も目指すとしています。

レベル4の自動運転は、全国各地で自治体などを中心に、小型バスなど公共交通機関として活用しようという取り組みも広がっていて、技術開発や事業化に向けた動きはさらに活発化しそうです。

経産省 国交省などと連携 レベル4実現に向け新プロジェクト

ホンダが、アメリカのGM=ゼネラルモーターズと共同で、自動運転タクシーのサービスを始める計画を明らかにしたことを受けて、経済産業省は19日、国土交通省などと連携してレベル4の自動運転サービスの実現に向けた新たなプロジェクトを設けたと発表しました。

自動運転サービスの展開を検討する事業者から、計画の進捗(しんちょく)の説明を受けるほか、課題となりそうな規制などを整理することにしていて、政府が目標とする2025年度をめどに全国50か所程度での無人自動運転サービスの実現につなげたい考えです。