長崎県諫早市は、令和4年度と令和5年度のふるさと納税の返礼品として「シャインマスカット」を扱っていて、令和5年度だけでも5539件の申し込みがあり、発送されています。
総務省は、原則、返礼品は地元の産品とするよう求めていますが、市によりますと、10月初めに、外部から「諫早市産ではないものが返礼品になっている」との指摘がありました。
市が確認したところ、すべてのシャインマスカットが県内の別の自治体で生産されたものだったということです。
また、このうち一部は、ふるさと納税への寄付ができるウェブサイトで「諫早市産」と誤って表記されていたということです。
指摘を受けて、市は返礼品からシャインマスカットを取り下げるとともに、「諫早市産」と表記されていたものを申し込んだ人に個別に連絡を取って事情を説明したということです。
また、市は、返礼品が基準に合致していなかったことについて、近く、総務省に報告する予定だということです。
市の担当者は「品目が多く確認が行き届かなかった。今後は産地の確認などを徹底し、総務省のルールを順守していく」と話しています。
長崎 諫早 返礼品に地元産でないシャインマスカットで取り下げ
長崎県諫早市でふるさと納税の返礼品になっていた「シャインマスカット」が、地元産ではなかったことが、市への取材でわかりました。総務省は、原則、返礼品は地元の産品とするよう求めていて、市は「品目が多く確認が行き届かなかった」として、返礼品から取り下げました。