ネットフリックス 増収増益 3か月で会員数876万人増加

アメリカの動画配信大手、ネットフリックスの9月までの3か月間の決算は世界全体の会員数が870万人余り増え、2期連続の増収増益となりました。

インターネットで映画やドラマなどを定額で配信しているネットフリックスは、18日、ことし7月から9月までの3か月間の決算を発表しました。

それによりますと、売り上げは85億4200万ドル、日本円でおよそ1兆2700億円で、前の年の同じ時期と比べて7%増えました。

また、最終的な利益も16億7700万ドル、日本円でおよそ2500億円と前の年の同じ時期と比べて19%増え、2期連続の増収増益となりました。

これは不正にアカウントを共有して無料で利用するケースの対策として設定した有料プランや、広告付きの低価格プランが好調で9月末時点の世界全体の会員数が2億4715万人と6月末と比べて876万人増えたことが主な要因です。

一方、会社は18日から広告が付いていない一部のプランの料金を値上げすると発表しました。

アメリカのネット動画配信サービスをめぐってはウォルト・ディズニーも広告付きの割安なプランを導入するなど顧客の獲得競争が激しくなっていますが、収益を確保するため値上げに踏み切った形です。

このほか、ハリウッドでストライキを続ける俳優でつくる労働組合と交渉を続けているということで、業績への影響に関心が集まっています。