将棋 藤井聡太八冠 「竜王戦」第2局を制し八冠として初勝利

将棋で史上初の八大タイトル独占を達成した藤井聡太八冠(21)が京都の仁和寺で行われた「竜王戦」第2局を制し、八冠として臨んだ初めてのタイトル戦を勝利で飾りました。

藤井八冠は10月11日に京都市で行われた「王座戦」五番勝負の第4局で勝利して「王座」を獲得し、史上初の八大タイトル独占を達成しました。

八冠として臨んだ初めてのタイトル戦となる「竜王戦」七番勝負の第2局が、京都市右京区にある世界遺産の仁和寺で行われ、2日目の18日は、挑戦者の伊藤匠七段(21)が前日の対局終了時に次の1手を書いた「封じ手」から再開しました。

対局は鋭い攻めを続けた藤井八冠が107手で伊藤七段を投了に追い込み、八冠として臨んだ初めてのタイトル戦を勝利で飾りました。

対局を終えた藤井八冠は、報道陣から「八冠達成後、気持ちの変化はあったか」と質問されたのに対し「特に意識せず、今までどおり集中して指せたのかなと思います。すぐ1週間後に次の対局があるので、いい状態で臨めるように調整したい」と答えていました。

「竜王戦」七番勝負は、これで藤井八冠の2勝となり、次の第3局は、10月25日と26日に福岡県で行われることになっています。