カシオ 個人情報12万件余流出 学習用アプリに不正アクセス受け

カシオ計算機は、高校などで利用されている学習用アプリのデータベースに不正アクセスがあり、12万件余りの個人情報が流出したと発表しました。

発表によりますと、流出したのは全国およそ240の小中学校や高校などで使われ、個人でも利用できる学習用アプリ「ClassPad. net」に登録されている国内外の利用者の氏名やメールアドレス、学校名、学年、出席番号など、12万件余りです。

今月11日、アプリのデータベースに障害が発生していることがわかり、解析を進めた結果、情報の流出が判明したということです。

会社によりますと、システムの誤操作などによってセキュリティー設定の一部が解除されていたため、第三者が不正アクセスできる状態となっていて、データベースには、第三者から金銭を要求するメッセージが残されていたということです。

カシオ計算機は「多大なご迷惑とご心配をおかけし深くお詫び申し上げます」とし、データベースの安全対策の強化などを徹底するとしています。