衆院選 比例代表名簿から繰り上げ当選決定 立民と維新から2人

衆議院議員の辞職などに伴い、おととしの衆議院選挙の比例代表の名簿から、立憲民主党と日本維新の会の2人が繰り上げ当選することが決まりました。

衆議院では、
▽日本維新の会の議員が、2021年の衆議院選挙で事前の選挙運動を行ったとして公職選挙法違反の罪に問われ、10月4日に辞職したほか
▽立憲民主党の議員が、10月10日に告示された長崎4区の補欠選挙に立候補し、自動失職しています。

これを受けて総務省で選挙会が開かれ、おととしの衆議院選挙の比例代表の名簿で次点となっている立憲民主党と日本維新の会の、2人の繰り上げ当選を決めました。

立民から繰り上げ 屋良朝博氏

このうち立憲民主党の九州ブロックの名簿から屋良朝博氏が繰り上げ当選します。

屋良氏は沖縄県出身の61歳。

沖縄の新聞社の論説委員などを経て、2019年の衆議院の補欠選挙で初当選したあと、おととしの選挙では沖縄3区に立候補し、落選しました。

維新から繰り上げ 中嶋秀樹氏

また日本維新の会の近畿ブロックの名簿から中嶋秀樹氏が繰り上げ当選します。

中嶋氏は、京都府出身の52歳。

燃料会社の社長などを務め、おととしの衆議院選挙で京都6区に立候補し、落選しました。