千葉 袖ケ浦 特養ホームで再び心理的虐待を確認 入所者に暴言

去年、心理的虐待が確認された千葉県袖ケ浦市にある特別養護老人ホームで、再び、職員が入所者に暴言を吐く心理的虐待をしていたことが確認され、市は改善を求めるとともに、定期的に職員を派遣するなどして改善が進んでいるか確認することにしています。

袖ケ浦市によりますと、市内にある「袖ケ浦瑞穂特別養護老人ホーム」について、ことし8月に寄せられた匿名の情報を受けて市が調べたところ、職員1人が80代の入所者に、「うるせえばばあ」と暴言を吐いていたことが確認されたということです。

市は心理的虐待に当たるとして施設に改善を求め、施設から改善計画の提出を受けました。

この施設では去年も、職員2人がトイレに行く入所者に対し、「早くやれ」などと強い口調で暴言を吐く心理的虐待が確認され、市から改善を求められていました。

市は施設で毎月開かれる虐待防止の委員会に職員を派遣するなどして、改善が進んでいるか確認することにしています。

施設を運営する社会福祉法人の「瑞光会」は「虐待が2回認定されたことは申し訳なく、重く受け止めています。抜本的な対策を進めていきます」と話しています。