ロシア “長距離戦略爆撃機が日本海上空で定期的な飛行実施”

ロシア国防省は17日、長距離戦略爆撃機が日本海の公海の上空で定期的な飛行を行ったと発表し、日本や、対立を深めるアメリカをけん制するねらいもあるとみられます。

ロシア国防省は17日、2機のツポレフ95長距離戦略爆撃機が日本海の公海の上空で定期的な飛行を行ったと発表し、映像を公開しました。

ロシア空軍のスホイ35戦闘機が護衛したとしていて、飛行時間はおよそ7時間だったとしています。

ロシア国防省は「飛行は国際法に厳密に従って実施された。パイロットは北極圏や北大西洋、黒海、バルト海、太平洋の公海の上空で定期的に飛行している」としています。

ロシアは、プーチン大統領が17日から中国の北京を訪問しているほか、ラブロフ外相も北京に続き、18日からは北朝鮮を訪れる予定です。

ロシアとしては、核兵器も搭載できる戦略爆撃機を日本の周辺で飛行させることで、日本や、ウクライナ侵攻で対立を深めるアメリカをけん制するねらいもあるとみられます。