自民 世耕参院幹事長 “旧統一教会 財産保全法整備へ議論を”

旧統一教会をめぐる問題で、立憲民主党や日本維新の会は被害者の救済に充てるため教団の財産を保全する法案を国会に提出する方針です。

これについて自民党の世耕参議院幹事長は、記者会見で「被害者への賠償、補償をしっかり行わさせなければならず、教団が勝手に財産をどこかの団体に移すようなことがないよう手当てしなければならない」と述べました。

そのうえで「政府提出法案がふさわしいのか、議員立法でやった方がいいのかも含め党内でしっかり議論していく。財産保全に関してわが党は決して後ろ向きではない」と述べ、法整備に向けて党内で議論したいという考えを示しました。

立憲民主党の岡田幹事長は記者会見で「自民党には急いで財産保全の法整備の対応をしてもらいたい。急がないと、後ろ向きと思われてもしかたなく、財産が目減りして被害者の救済に使えないことになりかねない。なるべく早い法案の成立を目指し、一緒に協力していきたい」と述べました。