ドイツ ショルツ首相 イスラエル訪問へ 外国の首脳で初

ドイツのショルツ首相は、16日、訪問先のアルバニアで開いた記者会見で、イスラエルを訪問すると明らかにしました。

日程は明らかにしていませんが、ドイツメディアは17日に現地を訪れるとしていてイスラム組織ハマスによるイスラエル側への大規模な奇襲攻撃が起きて以降、イスラエルを訪れる初めての外国の首脳になると伝えています。

ショルツ首相は訪問の目的について、「イスラエルに連帯の精神を表明することは重要なことだ」と述べた上で「ハマスによる攻撃は無責任なテロ行為だ。イスラエルには自衛のためのあらゆる権利がある」として、改めてイスラエル寄りの姿勢を示しました。

一連の訪問では、過去のイスラエルとハマスの大規模衝突での仲介の実績もあり、今回、ガザ地区への支援物資の搬入が注目されている隣国エジプトも訪れるということです。

ショルツ首相は、今月12日の演説で、ナチスによるユダヤ人の大量虐殺ホロコーストを踏まえイスラエルの生存と安全を支えることがドイツの責務だと強調していました。