ジャニーズ事務所 社名を「SMILE-UP.」に 補償の範囲など注目

ジャニー喜多川氏の性加害の問題で、ジャニーズ事務所は17日、社名を「SMILE-UP.」に変更します。被害者への補償は来月からこの会社が行うとしていて、補償の範囲や、被害の認定がどのように行われるのかなどが注目されます。

ジャニー喜多川氏による性加害をめぐり、ジャニーズ事務所は今月2日の会見で、社名を17日付けで「SMILE-UP.」に変更することを明らかにし、その後、都内にあるビルに掲げていた社名の看板を撤去しました。

すでに、
▽タレントの関連グッズを扱うショップは16日で営業を終了していて
▽「ジャニーズファミリークラブ」としていたファンクラブの名称から「ジャニーズ」をなくすなど、社名の変更に関連する動きが広がっています。

創業から61年続いてきた社名の変更に伴い、今後、「ジャニーズ」から名前を得た所属グループや関連会社についても名称の変更が示されるものとみられます。

また、被害者への補償は、「SMILE-UP.」が来月から始め、最後まで補償を行ったあと廃業するとしていますが、今後の詳しいスケジュールや財源などについては明らかにされていません。

外部の弁護士でつくる「被害者救済委員会」に一任している補償の範囲や、被害の認定などを含め、17日の社名変更に伴って具体的な計画を示すのか、注目されます。

一方、事務所が担ってきたタレントのマネージメントについては、この会社とは別に、新しい会社を設立し、希望するタレント個人やグループと個別に契約を結ぶエージェント会社として運営するとしています。

新会社の名称は、運営しているファンクラブで公募するとしています。

公式ホームページを移転

ジャニーズ事務所は17日、日付が変わるとともに社名を「SMILE-UP.」に変更したこと受けて、公式ホームページを移転しました。

新たな公式ホームページでは、
▽「SMILE-UP.」のロゴが記載されているほか、
▽ファンクラブの表記が「Johnny’sFamily Club」から、「Family Club」に変更されたことが確認できます。

また
▽「ジャニーズJr.」という表記も「ジュニア」に変更されていて
▽会社の沿革のページには17日付けで会社名を変更したこと
が記されています。