イスラエル出国のチャーター機“運賃請求は適切”松野官房長官

政府のチャーター機でイスラエルを出国した日本人に運賃が請求されていたことに、SNS上で批判が出ていることをめぐり、松野官房長官は商用便で自費で出国した人も多くいることを踏まえ判断したとして、対応は適切だったという認識を示しました。

イスラエル・パレスチナ情勢の緊迫化を受け、政府は14日、希望する日本人8人を、手配したチャーター機でイスラエルから出国させましたが、搭乗者に1人3万円を請求したことに、SNS上では「日本人に厳しい」などと批判が出ています。

これについて松野官房長官は、16日午後の記者会見で、イスラエルでは今も商用便が運行していることに触れ「実際に航空券を購入して出国した日本人も多くいることを踏まえ、総合的な判断として運賃負担をいただくことにした」と説明しました。

そのうえで「アメリカやイギリスなども原則として搭乗者に一定の費用負担を求める方針にしている。日本政府としては、今回、費用負担をいただくことが適切と考え、搭乗前にあらかじめ周知し理解してもらった」と述べ、政府の対応は適切だったという認識を示しました。