サッカー日本代表 17日にチュニジアと強化試合 監督が意気込み

サッカー日本代表の森保一監督が、17日に神戸市で行われるチュニジアとの強化試合に向けて会見に臨み「去年負けた相手なので、勝利を届けられるようにベストを尽くして戦いたい」と意気込みを話しました。

世界ランキング19位の日本は、今月国内で強化試合を行っていて、13日は新潟市で世界44位のカナダに4対1で勝利し、17日は神戸市で世界29位のチュニジアと対戦します。

日本は去年6月の強化試合でチュニジアと対戦し、0対3で敗れています。

試合を前に、神戸市の試合会場で森保監督が公式会見に臨み「去年負けた相手なので、勝利を届けられるようにベストを尽くして戦いたい」と意気込みを話しました。

今回の強化試合では、三笘薫選手が体調不良で辞退したほか、ディフェンダーの伊藤洋輝選手がチームを離脱するなど、中心選手にコンディション不良やけがが相次いでいます。

森保監督は「アクシデントがあったときも落ち着いて対応することが大切だ。今いる選手の中で戦いの幅を広げられるようにしたい」と述べ、17日の試合は前の試合から先発メンバーを大幅に変更する考えを明らかにしました。

そのうえでミッドフィルダーの旗手怜央選手や、21歳のゴールキーパー、鈴木彩艶選手を起用する方針を示しました。

会見のあと選手たちは試合会場で公式練習に臨み、報道陣に公開された冒頭の15分ではリラックスした表情でランニングやボール回しで調整していました。

久保建英「チャンスがあればものにしたい」

久保建英選手は「前回の対戦は途中出場だったが、同じ相手に2回続けて負けるのは許されない。相手は攻守において個人の能力が高いが、チャンスがあればものにしたい」と意気込みを話しました。

また、先月は所属するスペイン1部のレアルソシエダードで4試合に先発して4得点をあげ、昨シーズンの得点王、バルセロナのロベルト・レバンドフスキ選手などを抑えて月間最優秀選手に選ばれたことについて「素直にうれしい。名前ではなく、結果で評価してもらったので自信を持っていきたい」と話していました。

旗手怜央「いい準備ができている」

三笘薫選手が担ってきた左サイドの攻撃的なポジションでの先発が予想される旗手怜央選手は「個人としてもいい準備ができている。監督が『左サイドで』と言うのであれば、そこで自分のプレーを出せればいい」と淡々と話しました。

そのうえで「チュニジアは油断はできない相手だが、しっかり勝利をサポーターに届けたい」と語っていました。

鈴木彩艶「結果にこだわっていきたい」

年齢制限のない代表は去年の東アジア選手権以来、2回目となった21歳のゴールキーパー鈴木彩艶選手は「前回は所属チームで出場機会がない中での招集で不思議な感覚だったが、今回はチームで結果を出して代表に来ることができたのでうれしく思う」と話しました。

17日の試合は先発出場が予想されることについて「カナダ戦をベンチから見ていてより試合に出たい思いが強くなった。結果を出さなければ生き残れないので、あすも結果にこだわっていきたい」と意気込みを語りました。