臨時国会 自民 会期を12月13日までとする方針 立民に伝える

今週20日に召集される臨時国会について、自民党は会期を12月13日までの55日間とする方針を立憲民主党に伝えました。

臨時国会が今週20日に召集されるのを前に、16日自民党の高木国会対策委員長と立憲民主党の安住国会対策委員長が国会内で会談しました。

この中で、高木氏は臨時国会の会期を12月13日までの55日間とする方針を安住氏に伝えました。

そして両氏は岸田総理大臣の所信表明演説を召集日ではなく来週23日に行い、翌24日から各党の代表質問を行うことで合意しました。

所信表明演説の日程をめぐっては先週、与党側が召集日に行いたいと提案したのに対し、野党側は「衆議院と参議院の補欠選挙の前に一方的に国民向けのメッセージを出すのは与党の都合による国会運営の象徴だ」などと反発し、調整が行われていました。

一方、安住氏は、木原防衛大臣が衆議院補欠選挙の応援演説で自民党候補を支持することが自衛隊などに報いることになるという趣旨の発言をしたことを受けて木原大臣の更迭を求め、高木氏は政府側に伝える考えを示しました。

また、両氏は旧統一教会をめぐる問題で、立憲民主党と日本維新の会がそれぞれ提出する方針の、被害者の救済に充てるため教団の財産を保全する法案について、衆議院の消費者問題に関する特別委員会の理事の間で取り扱いを協議することを確認しました。