人手不足 警備業界でも深刻化 ドローン開発やロボット活用

人手不足は警備業界でも深刻化しています。大手警備会社は、ドローンやロボットを活用する技術開発に力を入れ、導入が広がりそうです。

このうち、大手警備会社「セコム」は、警備用の新型のドローンを開発しました。

人や車を検知するAIを搭載し、警備室などで監視する担当者に知らせると、指示にしたがって不審者などを自動で追跡しながら飛行できるのが特徴です。

最大で半径およそ6キロの範囲を監視し、夜間のほか、雨や風の中でも飛行できる性能があるということです。

企画開発担当の上田理常務執行役員は「警備員が不足する中で、質の高いサービスを提供していくためにはテクノロジーの活用が欠かせない」と話しています。

また、「セントラル警備保障」は、オフィスビルなどを自動で巡回する警備ロボットを活用しています。

転倒している人や、刃物などの危険物をAIが自動で検知する機能を備えています。

ことしに入ってからの導入台数は、すでに去年1年間のおよそ2倍になっているということです。

人手不足が深刻化する中、ドローンやロボットの導入はさらに広がりそうです。