天皇皇后両陛下 「国民文化祭」などの開会式に出席 金沢

天皇皇后両陛下は、15日、金沢市で開かれた「国民文化祭」などの開会式に出席されました。

「国民文化祭」は、音楽や芸術など文化活動に取り組む人たちが日頃の活動の成果を披露する国内最大級の文化の祭典で、「全国障害者芸術・文化祭」とともに来月26日まで石川県で開催されます。

両陛下は、午後2時50分ごろ、大勢の観客が拍手で迎える中、金沢市の開会式の会場に入られました。

天皇陛下は「このような取組が、地域に息づく伝統や文化のよさを再認識する機会となり、文化芸術活動のすそ野を広げ、新たな文化の創造につながっていくことを期待しています」とおことばを述べられました。

このあと両陛下は、狂言師の野村萬斎さんが演出などを監修し出演する、石川県の文化や歴史を歌や踊りなどで表現したオープニングステージをご覧になりました。

式のあと出演者らと交流した天皇陛下は、演奏時に右手が不自由な「左手のピアニスト」の黒崎菜保子さんに「演奏はいつごろから練習されましたか」と質問されました。

また、皇后さまは「陛下もピアノをなさるんですよ」などと話されていました。

両陛下は、16日金沢市内で、障害者の作品展や国民文化祭で披露される文学朗読劇の練習をご覧になります。