関東沿岸部で雷伴った非常に激しい雨のおそれ 浸水など注意を

前線を伴った低気圧の影響で、関東の沿岸部では雨が強まっています。このあと数時間は雷を伴った非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は低い土地の浸水や土砂災害などに十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、前線を伴った低気圧が発達しながら本州の南岸を進んでいて、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で関東甲信を中心に広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっています。

この時間は、千葉県に発達した雨雲がかかっていて、午前11時までの1時間には県が南房総市に設置した雨量計で38ミリの激しい雨を観測しました。

大気の不安定な状態はしばらく続く見込みで、関東の沿岸部を中心にこのあと数時間は雷を伴って1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。

16日昼までの24時間に降る雨の量は、関東南部の多いところで90ミリと予想されています。

気象庁は低い土地の浸水や土砂災害、川の増水に十分注意するとともに落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意するよう呼びかけています。

辺りが急に暗くなるなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。