新幹線0系車両の改修目指しクラウドファンディング 東京 昭島

図書館として親しまれていた「だんご鼻」でおなじみの新幹線「0系」の車両を地域の新たなランドマークにしようと、東京・昭島市はクラウドファンディングで改修の資金を募っています。

昭島市つつじが丘の公園にある新幹線0系の車両は平成4年から28年にわたり市の図書館の分室として「新幹線図書館」の愛称で親しまれてきましたが、3年前近くに別の図書館ができたため閉館し、いまは塗装が落ちたりさびて車体に穴が空いたりしています。

こうした劣化や「きれいにしてほしい」といった市民の声を受け、昭島市はこの車両を新たなランドマークにしようと改修のための資金を募るクラウドファンディングを先月から始めました。

全体の事業費は車両の上に設ける屋根の費用などおよそ6500万円で、このうち1500万円を目標に集めたいとしています。

市役所や金融機関の窓口のほかふるさと納税の仲介サイトで受け付けていて、期間は再来年の3月までです。

昭島市企画政策課の村山純課長は「多くの人に協力していただいてなるべく目標額を達成して事業を進めていきたい。きれいになった新幹線が市の1つのランドマークとして広まり、憩いのスペースとしても利用されるようにしたい」と話していました。