ゴルフ 日本オープン第3ラウンド 首位から3打差まで10人の混戦

日本オープンは14日、第3ラウンドが行われ、23歳の平本世中選手がスコアを5つ伸ばし、通算6アンダーで単独首位に立ちました。首位から3打差までに10人がひしめき合う混戦となっていて、ゴルファー日本一をかけた大会は最終ラウンドも熱戦が期待されます。

ゴルフの国内メジャー大会の日本オープンは大阪 茨木市で行われ、14日から決勝ラウンドが始まりました。

通算1アンダーの14位でスタートした平本選手は1番 パー4で、さい先よくバーディーを取ると、パットとショットが好調で、5番と9番もバーディーとし、前半でスコアを3つ伸ばしました。

後半に入っても果敢にピンを攻める強気なゴルフで、終盤の17番と18番で連続バーディーを奪うなど、この日、バーディー7つ、ボギー2つで、スコアを5つ伸ばし、通算6アンダーで単独首位に立ちました。

1打差の2位には、今季ツアー1勝を挙げている33歳の大槻智春選手、さらに1打差の3位には石川遼選手など、4人がつけるなど、首位から3打差までに10人がひしめき合う混戦となっています。

このほか、現在、賞金ランキングトップの金谷拓実選手が、この日の最小スコアとなる6アンダーでまわり、通算1アンダーまで伸ばして19位につけ、去年、アマチュアでこの大会を制した蝉川泰果選手はスコアを1つ落として、通算1オーバーで30位となっています。

単独首位 平本世中 “あすも自分のゴルフで強気で”

単独首位に立った平本世中選手は「ティーショットがフェアウェイを捉えて、アイアンもずっとピンに向かってくれて、いいリズムでゴルフができた。経験を積みながら、いい位置でまわれているので、あすは初優勝とかは気にすることなく、自分のゴルフをして強気でいきたい」と話していました。

石川遼 “一打一打かみしめながらベストを”

石川遼選手は「ちょっとバタバタしたところが中盤にあったが、集中力を持って最後まで粘り強くプレーできた。ドライバーが日に日に曲がり始めているが、アプローチとパットでしのげたシーンもある。ミスが出たところの対応が、あすのテーマかなと思う」と冷静に振り返りました。

15日の最終ラウンドに向けては「一打一打をかみしめながらやりたい。今の自分が持っている技量、あすの自分の状況の中でベストを尽くして優勝争いに加わることができればいい」と気持ちを引き締めていました。