警視庁 災害対策「X」フォロワー100万人突破 防災意識の向上を

身近な生活用品を使った災害時に役立つ情報などを発信している警視庁災害対策課の旧ツイッターの「X」のフォロワーが、今月、100万人を突破しました。警視庁は、防災意識の向上などにつなげるため、発信を続けていきたいとしています。

警視庁災害対策課では、東日本大震災を教訓に、災害時の正確な情報発信や防災意識の向上につなげようと、10年前の2013年(平成25年)から旧ツイッターの「X」の運用を始め、今月10日、フォロワーが100万人を突破しました。

身近な生活用品を使った災害時に役立つ情報などの発信を続け、これまでに
▽菓子などの袋を10円硬貨で挟んでスライドさせることで、はさみがなくても簡単に開封できる方法
▽懐中電灯の上に水を入れたペットボトルを乗せてランタンとして使う方法などを投稿してきました。

投稿は、災害対策課の20代から50代のおよそ40人が、交代制で2か月に1回程度の割合で担当し、休日に本やインターネットなどでテーマを探して、画像や動画などを使った親しみやすい発信を心がけてきたということです。

警視庁災害対策課の山中義之警部は「100万という数字はあくまで節目の1つです。防災意識を高めることや、大規模な災害時にはフォロワーの力で正しい情報を拡散してもらうことも目指して、多くの人に楽しんでもらえる投稿を続けていきたいです」と話していました。