中国 北京 イスラエル外交官の家族襲われけが 外国人の男拘束

中国の北京で13日、イスラエルの外交官の家族が何者かにナイフのようなもので襲われてけがをしました。現地の警察は、外国人の男を拘束して事件の背景などを調べています。

北京の警察当局によりますと、13日午後、北京中心部の朝陽区の路上で、イスラエルの外交官の家族の男性が何者かにナイフのようなもので刺されました。

SNSに投稿された映像には、白い服を着た男が路上で男性を何度も襲っている様子が写っています。

現地のイスラエル大使館によりますと、襲われた男性は病院で手当てを受け、容体は安定しているということです。

現場はスーパーや飲食店が建ち並び、アメリカ大使館など各国の大使館も近接する地域です。

北京の警察当局は13日夜、北京市内で日用雑貨を扱う仕事をしている53歳の外国人の男を拘束したと発表し、当時の状況や事件の背景について調べています。

イスラエル外務省は、ハマスとの大規模な衝突を受けて、海外にいるイスラエル人とユダヤ人に対して暴力などへの警戒を呼びかけていましたが、今回の事件との関係はわかっていません。