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キオクシア 米半導体ウエスタンデジタルと経営統合で最終調整

半導体のフラッシュメモリー世界大手、キオクシアホールディングスがアメリカの半導体メーカー、ウエスタンデジタルとの経営統合に向けて最終調整を進めています。実現すれば世界シェアトップの韓国のサムスン電子と並ぶことになります。

関係者によりますと、キオクシアホールディングスとウエスタンデジタルは、持ち株会社を設立し、経営統合する方向で最終調整を進め、今月中の合意を目指しています。

新会社には、ウエスタンデジタルが50%を超える出資を行い、社長をはじめ役員の半数以上はキオクシア側から出す方向です。

経営統合にあたっては、負債の借り換えなどで必要となる2兆円近くの資金を日本の銀行団が融資する方向で調整しています。

一方、キオクシアの株主となっている韓国の半導体メーカー、SKハイニックスが統合に合意するかが不透明で今後の焦点になっています。

キオクシアとウエスタンデジタルは、これまでも三重県と岩手県の工場で設備投資を共同で行うなど提携関係を続けてきました。

しかし、フラッシュメモリーは、データセンター向けなどの需要が拡大する一方、設備投資の競争が経営の負担となっていました。

両社は、経営統合によって経営の効率化を進めるねらいがあると見られます。

去年のフラッシュメモリーの世界シェアは、キオクシアが3位、ウエスタンデジタルが4位で、統合が実現すれば、世界トップの韓国のサムスン電子と並ぶことになります。

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