G20財務相・中央銀行総裁会議 2日目 世界経済減速リスク 議論

北アフリカのモロッコで開かれているG20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議は、2日目の議論が始まり、世界経済の減速リスクや暗号資産の規制について意見を交わすことにしています。

モロッコのマラケシュで開かれているG20の会議には、日本から鈴木財務大臣と日銀の植田総裁が出席していて、日本時間の13日午後6時半ごろ2日目の議論が始まりました。

13日は、世界経済の減速リスクが主なテーマとなり、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の長期化や各国で続くインフレがもたらす影響について意見が交わされる見通しです。

さらに、イスラエルとイスラム組織ハマスの大規模な衝突がエネルギー価格や金融市場に及ぼす影響への懸念も高まっていて、各国からどういった発言があるか注目されます。

会議ではこのほか、暗号資産を安全に流通させるための規制のあり方などについても議論されます。

G20の財務相・中央銀行総裁会議はウクライナ情勢をめぐる各国の意見の対立もあって6回連続で共同声明がとりまとめられていません。

日本時間の13日夜10時、議長国のインドが記者会見する予定で、各国が一致したメッセージを打ち出せるかが焦点となります。