プロ野球 セ・リーグCS 広島とDeNA 選手と監督が抱負語る

プロ野球、セ・リーグのクライマックスシリーズファーストステージが14日から始まるのを前に、広島とDeNAの選手と監督が記者会見し、抱負を語りました。

14日から始まるセ・リーグのクライマックスシリーズファーストステージでは、レギュラーシーズン2位の広島と3位のDeNAが対戦します。

前日の13日は広島の本拠地、マツダスタジアムで記者会見が行われ、広島の新井貴浩監督は「なんとか本拠地で試合ができるので、がむしゃらに、全員野球で強いDeNAに挑んでいきたい」と意気込みを語りました。

また、大瀬良大地投手は「DeNAは波に乗ると止まらない打線という印象がある。一人一人抑えていきたい」と話していました。

対するDeNAの三浦大輔監督は「リーグ優勝を逃し、悔しい思いをした。クライマックスシリーズを勝ち抜き、日本一を目指したい」と意気込みを語りました。

最多奪三振のタイトルを獲得した先発の柱、今永昇太投手は「広島はどこからでも1点を取る野球をしてくるので気を付けたい。9番の打順からでも全力投球ができるよう、しっかりと心構えをする」と話していました。

会見では14日の予告先発も発表され、広島はチームトップの11勝を挙げた床田寛樹投手、DeNAは16勝を挙げ、最多勝と最高勝率のタイトルを獲得した東克樹投手が先発することになりました。

床田投手について新井監督は、「1年間しっかりと頑張ってくれたし、投手陣を引っ張ってくれたので彼に初戦を頑張ってもらうことに決めた」と話していました。

東投手について三浦監督は、「1年間安定した投球をしてくれた。何としてもまず初戦を勝って勢いをつけたい」と話していました。

また、会見には18年ぶりのリーグ優勝を果たしファイナルステージで待ち受ける阪神の岡田彰布監督もリモートで参加し、「まだどちらのチームと対戦するかは分からないが、いい準備をして、精いっぱい、思い切り熱い試合をしたい」と意気込みを語りました。

クライマックスシリーズ、セ・リーグのファーストステージでは、先に2勝したチームが、阪神と対戦するファイナルステージに進みます。

DeNA先発 東克樹「責任持って勝ちにつながる投球したい」

あすの第1戦で先発するDeNAの東克樹投手は「特にレギュラーシーズンと意識の変化はない。初戦の先発を任された以上は責任を持って勝ちにつながる投球をしたい。広島は足を使った粘り強い野球をしてくるので、自分も負けないようにしっかり対策したい」と話していました。