サッカー日本代表 国内での強化試合前に意気込み

サッカー日本代表の森保一監督が、13日新潟市で行われるカナダとの強化試合に向けて公式会見を行い、「サポーターや応援してくださるみなさんに喜んでもらえるように勝利を目指して戦いたい」と意気込みを話しました。

世界ランキング19位の日本は13日に新潟市で世界44位のカナダと、17日に神戸市で世界29位のチュニジアと強化試合を行います。

12日はカナダ戦を前に新潟市の試合会場で公式会見が行われ、日本代表の森保監督は「来月から始まる2026年のワールドカップのアジア2次予選につながるものにしないといけない。サポーターや応援してくださるみなさんに喜んでもらえるように勝利を目指して戦いたい」と意気込みを話しました。

また、攻撃の中心選手である三笘薫選手が体調不良で辞退となったことについて、「けがや体調不良で必ず選出できるとは限らないと考えないといけない。誰かに依存するだけでなく、誰と組んでも戦術を共有できることが重要だ」と話し、同じポジションを担い、先月のトルコとの強化試合で2得点をあげた中村敬斗選手に期待を寄せていました。

このあと、選手たちは試合会場での公式練習に臨み、報道陣に公開された冒頭の15分では、スペインの所属チームで好調をキープする久保建英選手や、去年のワールドカップカタール大会以来の代表復帰となった南野拓実選手などがリラックスした表情でランニングやボール回しで調整していました。

一方、12日、J1ヴィッセル神戸のゴールキーパー、前川黛也選手がけがのためチームを離脱することになり、代わりにJ1アルビレックス新潟の小島亨介選手が選出されたことが発表されました。

遠藤航「勝ち試合を見せられるように」

キャプテンの遠藤航選手は「気持ちもコンディション面もしっかり準備できているので、チームとして勝ち試合を見せられるようにしたい」と意気込みました。

また、来月から始まる2026年のワールドカップのアジア2次予選に向けた今回の強化試合の意義については、「いろんな選手がアピールでき、チームとしては戦術を試せるいい機会だ。内容にもこだわってやっていきたい」と話していました。

中村敬斗「いい準備ができている」

先月のトルコとの強化試合で2得点をあげた中村敬斗選手は「いい準備ができているので、いい精神状態で臨めると思う」と話しました。

また、同じポジションを担う三笘薫選手が体調不良で今回の強化試合を辞退し、起用が予想されることについて、「チームとしても自分としてもやることは変わらない。勝ちにこだわる中で、自分は得点やアシストといった目に見える結果でアピールしたい」と意気込みを話しました。

菅原由勢「結果とともに内容で応えたい」

ディフェンダーの菅原由勢選手は「僕自身、与えられた『いす』はないと思っている。応援に来るみなさんに結果とともに内容で応えたい」と意気込みを話していました。

また、対戦するカナダについて、「各ポジションに能力を持ったタレントがそろっている強力なチームだ。チームとしてしっかり対策していきたい」と話しました。