東日本高速道路 東京 狛江市が管理する道路の陥没 無断で補修

東京 狛江市が管理する道路で見つかった陥没を、東日本高速道路が市に無断で補修し注意を受けていたことがわかりました。地下では3年前に「東京外かく環状道路」の掘削工事が行われ、東日本高速道路は陥没との関連性は低いとしたうえで、安全を第1に考えて補修したと説明しています。

東日本高速道路によりますと、ことし8月から今月にかけて、東京 調布市入間町でサイクリング道路が複数陥没しているのを、巡回中の担当者が見つけました。

▽直径は5センチから10センチ
▽深さはいずれも20センチほどだということです。

この道路は隣接する狛江市が管理していますが、東日本高速道路は陥没した箇所を市に連絡しないまま補修していたことを明らかにしました。

この地下では3年前に「東京外かく環状道路」のトンネル掘削工事が行われ、周辺に異常がないか巡回も続けられていましたが、専門家の意見も踏まえ、今回の陥没と掘削工事との関連性は低いとしています。

一方、補修したことについては「道路を利用する人の安全を第1に考えて応急復旧を行った。今後は管理者と密に連絡をとりたい」と話しています。

これに対して狛江市は、今後は事前に連絡をするよう注意したということで「無断で補修することは道路を維持・管理するうえであってはならない」と話しています。