東京 渋谷でハマスに抗議する集会 イスラエル大使らも街頭に

イスラム組織「ハマス」によるイスラエルへの大規模攻撃を受けて、イスラエル軍が報復作戦を進める中、東京 渋谷駅前ではハマスの攻撃に抗議する集会が開かれ、イスラエルやアメリカの駐日大使が街頭に立ちました。

11日午後、東京 渋谷駅前で行われた集会には、イスラエルにゆかりのある人やイスラエルやアメリカなどの駐日大使などが参加し「イスラエルの上に平和あれ」などと書かれた横断幕やイスラエルの国旗を掲げて、ハマスの攻撃に対し抗議の意思を示しました。

この中で、イスラエルのコーヘン駐日大使が街頭に立ち「この虐殺を、民族を抹消するような行為を絶対に許さないということを誓い、ここに立っている。この戦いは長く厳しく、そして痛みを伴うもので、私たちの存続理由を問われる戦いだ。きょう私たちの支援のために集まっていただいたことに感謝したい」と述べました。

つづいて、アメリカのエマニュエル駐日大使が「どこにいて何を信じていても、法は守られなければならず、信念や宗教を理由に殺されることはあってはならない。この戦いはイスラエルだけの戦いではなく、われわれは声を一つにしてテロや憎しみ、女性や子どもの誘拐にNOを突きつけなければなりません」などと訴えていました。

参加したイスラエル出身の26歳の大学生は「母親と妹がガザ地区にいて、無事は確認できたが、友人とは連絡が取れていない。この紛争がとにかく早く終わってほしい」と話していました。