今シーズン初 鳥インフル 野鳥の監視レベル引き上げ 環境省

今シーズン初めて高病原性の鳥インフルエンザが北海道でカラスの死骸から検出されたことを受けて、環境省は11日、野鳥の監視についての全国の対応レベルを3段階のうち2番目の「2」に引き上げました。これにより都道府県に対し、野鳥の監視やウイルスの保有状況の調査の強化を求めています。

環境省によりますと、昨シーズンの鳥インフルエンザの検出は
▽野鳥で242例、
▽養鶏場の鶏などの家きんで84例といずれも過去最多で、今シーズンもすでに海外で継続的に確認事例があり、国内でも検出が多くなる可能性があるとして警戒を強めているということです。

また、鳥インフルエンザウイルスは感染した鳥と過度な接触をしないかぎり、人には感染しないとされていますが、環境省は、
▽鳥の排せつ物に触れた際には手洗いとうがいをすることや、
▽野鳥の死骸を見つけても触らずに自治体に連絡することなどを呼びかけています。