アメリカ ブリンケン国務長官がイスラエルを12日に訪問へ

イスラム組織ハマスとイスラエルの大規模な衝突が起きるなか、アメリカのバイデン政権は10日、ブリンケン国務長官をイスラエルに派遣することを明らかにしました。またこの日、バイデン大統領は演説し、イスラエルを全面的に支持する姿勢を改めて強調しました。

アメリカのバイデン大統領は10日、ホワイトハウスで演説し、イスラム組織ハマスによるイスラエルへの大規模な攻撃で、少なくともアメリカ人14人が死亡したと明らかにしました。

そして「まぎれもなく邪悪な行為だ。1000人以上の市民が虐殺された」と述べてハマスを強く非難しました。

そのうえで「イスラエルが市民を守り、自国を防衛し、攻撃に対抗するために、必要なものを確実に得られるようにする」と述べて、連邦議会に弾薬などの軍事物資の支援に必要な追加予算を認めるよう要請することも明らかにしました。

イスラエルを全面的に支持する姿勢を改めて強調した形です。

また、アメリカ国務省は追加の支援などについて協議するため、ブリンケン国務長官が12日にイスラエルを訪問すると発表しました。

バイデン政権としては外交トップのブリンケン長官をいち早く現地に派遣することで、イスラエルとの連帯を強調するねらいがあるとみられます。