米原子力空母あさってプサン入港 北朝鮮への抑止力強化 韓国

韓国国防省は、アメリカの原子力空母が12日南東部のプサン(釜山)に入港すると発表し、アメリカの戦略兵器を目に見える形で展開することで北朝鮮への抑止力強化を図るとしています。

韓国国防省によりますと、プサンに入港するのは、アメリカ海軍横須賀基地に拠点を置く原子力空母「ロナルド・レーガン」で、12日入港し、今月16日まで停泊するということです。

アメリカの原子力空母が韓国に寄港するのはことし3月以来で、韓国国防省はアメリカの戦略兵器を目に見える形で定期的に展開することで北朝鮮への抑止力強化を図るとしています。

また、韓国海軍は「ロナルド・レーガン」の入港について、北朝鮮の軍事偵察衛星の打ち上げ予告などに触れたうえで「北の挑発に直ちに対応するための防衛態勢を強化する契機になる」と強調しました。

「ロナルド・レーガン」は、9日と10日、東シナ海で日米韓3か国による共同訓練に参加していて、北朝鮮が米韓・日米韓による抑止力強化の動きに対して、弾道ミサイルの発射などで対抗する可能性もあります。