セキュリティークリアランス制度 年内にまとめ目指す 高市氏

先端技術の流出を防ぐため重要な情報を扱う人の信頼性をあらかじめ確認する「セキュリティークリアランス」と呼ばれる制度の創設に向けて、高市経済安全保障担当大臣は、11日から政府の有識者会議での議論を再開し、年内にも制度の在り方について最終的な取りまとめを目指す考えを示しました。

政府の有識者会議はことし6月、「セキュリティークリアランス」の制度の在り方についての中間まとめを公表し、これを受けて政府は具体的な検討を進めています。

高市大臣は10日の閣議のあとの会見で、11日から有識者会議での議論を再開すると明らかにしたうえで、「来年の通常国会での法案提出を目指しており、当然、有識者会議には年内にも取りまとめをしていただきたい」と述べ、年内にも制度の在り方について最終的な取りまとめを目指す考えを示しました。

有識者会議では、先端技術の流出を防ぐため重要な情報を扱う人の信頼性をあらかじめ確認する「セキュリティークリアランス」の制度の創設に向けて、対象となる情報の範囲や、企業や個人の信頼性を確認するための調査の方法などについて議論が交わされる見込みです。