鈴木財務相 G20財務相・中央銀行総裁会議で重要課題を積極議論

鈴木財務大臣は、今月12日から北アフリカのモロッコで開かれるG20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議に出席し、ロシアによるウクライナ侵攻を受けた世界経済や金融市場の動向について積極的に議論に貢献する考えを示しました。

G20の財務相・中央銀行総裁会議は、今月12日から2日間の日程でモロッコのマラケシュで開かれます。

鈴木財務大臣は、10日の閣議のあとの記者会見で、日銀の植田総裁とともに会議に出席するとしたうえで「一連の会議ではロシアによるウクライナ侵略を受けた経済や金融市場の動向など世界経済の諸課題について議論する。重要な課題で積極的に議論に貢献する」と述べました。

さらに、鈴木大臣は、現地で日本が議長国を務めるG7=主要7か国の会議も開催し、ウクライナ支援などについて議論することを明らかにしました。

そのうえで、鈴木大臣は、イスラム組織ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃と、イスラエル軍の報復作戦について「G7各国からさまざまな意見が出て、会議でもこの問題について発言がなされると予想される。世界経済に与える影響をしっかりと注視していきたい」と述べ、この問題が世界経済に与える影響などについてG7各国の間で議論されるという見通しを示しました。