鈴木宗男参院議員 維新党紀委員会が「除籍」処分を答申

ロシアを訪問した鈴木宗男参議院議員について、日本維新の会の国会議員団の党紀委員会は、除名にあたる「除籍」処分とするよう答申しました。党執行部が最終的に決定し、鈴木氏に伝えることにしています。

ロシアを訪れた鈴木宗男参議院議員について、先週、日本維新の会の国会議員団の役員会では、党側に必要な事前の届け出が行われなかったうえ、鈴木氏がウクライナ侵攻をめぐり現地で「ロシアの勝利を確信している」などと発言した動画が確認されたとして、厳しい処分を求める意見が出ていました。

そして党紀委員会は、党の規律を乱す行為があったとして、国会議員団から「除籍」処分とするよう藤田幹事長に答申しました。

これを受けて党執行部は党から除名処分とする方向で調整していて、最終的に決定し、馬場代表が午後、鈴木氏に伝えることにしています。

これに対し、鈴木氏は、事務的なミスで届け出が遅れたと説明し、処分は受け入れるとする一方、発言内容を理由に処分された場合は、裁判を起こすことも含め対応を検討する考えを示していました。

鈴木氏は日本維新の会で国会議員団の副代表を務めています。