ロンドン為替市場 148円台半ばの円高に イスラエル情勢受け

9日のロンドン外国為替市場ではイスラム組織ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃と、イスラエル軍の報復作戦を受けて先行きへの不透明感が高まる中、円を買う動きが出て、円相場は一時、1ドル=148円台半ばまで値上がりしました。

9日のロンドン外国為替市場ではイスラム組織ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃と、イスラエル軍の報復作戦を受けて先行きへの不透明感が高まり、投資家の間でリスクを避ける動きが広がりました。

また、アメリカのFRB=連邦準備制度理事会の幹部の発言を受けてアメリカの金融引き締めが長期化することへの懸念が後退したこともあって円を買う動きが出て、円相場は1ドル=149円台から一時、1ドル=148円台半ばまで値上がりしました。

市場関係者は「国際的な原油の先物価格が上昇するなど市場の変動が激しい中でこのところ売られていた円が買い戻される展開となった。パレスチナのガザ地区とイスラエルの情勢のリスクを見極めたいという投資家が多い」と話しています。