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「60歳迎えた消防士がバス運転手に」人材確保へ協定 三重 桑名

全国でバスの運転手不足が課題となる中、三重県桑名市は、来年4月から消防職員が60歳を迎えた際に、バスの運転手として働くことができる協定を地元のバス会社と結びました。

協定を結んだのは、桑名市と、三重県内を中心にバス事業を行っている「三重交通」です。

今月4日に結ばれた協定によりますと、大型1種免許を持つ桑名市の消防職員が60歳を迎えた際、希望すれば、退職後に三重交通のバスの運転手として働くことができるようになるということです。

バスの運転に必要な大型2種免許は、消防職員として在職中に取得することができ、取得費用はバス会社が負担するということです。

運転手として働けるのは来年4月以降で、雇用契約は1年ごとに更新し、最長72歳まで雇用するということです。

地方公務員は、今年度から段階的に定年が65歳まで引き上げられますが、消防職員の場合、60歳以降は現場での業務が体力的に厳しいこともある一方、運転手不足が深刻なバス会社にとっては、運転経験が豊富で地元の道路事情に詳しい人材が確保できるということです。

桑名市によりますと、こうした協定は全国で初めてだということで、伊藤徳宇市長は「公共交通の確保が大きな課題となる中で、地域の消防を担ってきた職員が60歳以降は、公共交通の担い手として十分に役に立てると思う」と話しています。

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