「NGリスト」“当事者の会”が会見やり直し求める要請文公表

ジャニー喜多川氏による性加害をめぐり、今月2日に開かれたジャニーズ事務所の会見で会場で指名しないようにする記者をまとめた「NGリスト」が作成されていた問題を受け、被害を訴えてきた「当事者の会」は、事務所に対し会見のやり直しを求める要請文を公表しました。

ジャニー喜多川氏による性加害問題で、今月2日にジャニーズ事務所が開いた会見では、会見の運営を担当したコンサルティング会社側が、質問を受ける際に指名しないようにする記者などの名前や顔写真をまとめた「NGリスト」を作成し、会場に持ち込んでいたことが明らかになっています。

これについて、性被害を訴える元タレントらでつくる「ジャニーズ性加害問題当事者の会」は8日夜、ホームページ上で事務所に対する要請文を公表しました。

この中では「被害者への救済と補償の内容や範囲などにおいて質問から得られることは多くある」として「会見のやり直しは絶対に必要なもので、十分な質疑応答を行うべきだ」などとして、会見のやり直しを求めています。

このほか、リストを作成したコンサルティング会社の責任を追及することや、記者会見の運営では余裕を持った時間設定をし、「1社1問」の制限をなくすよう求めていて、当事者の会は近く事務所に正式に要請することにしています。