自民 萩生田政調会長 きょう台湾訪問 蔡英文総統と会談調整

自民党の萩生田政務調査会長は9日から台湾を訪問します。滞在中、蔡英文総統と会談する方向で調整していて、台湾との関係を重視する姿勢を示すことにしています。

自民党の萩生田政務調査会長は9日から3日間の日程で台湾を訪れます。

滞在中、萩生田氏は台北で蔡英文総統と会談する方向で調整しているほか、台湾が「建国記念日」と位置づける「双十節」の式典に出席し、祝賀パレードにも参加することにしています。

また、南部の高雄では大学で安全保障などをテーマに講演するほか、地元の人たちが寄付を募って去年完成させた安倍元総理大臣の銅像を視察する予定です。

萩生田氏が政務調査会長に就任してから台湾を訪問するのは、去年12月に続いて2回目で、台湾との関係を重視した安倍元総理大臣の遺志を継承する姿勢を強調する狙いもあるものとみられます。

一方、自民党幹部の台湾訪問はことし8月の麻生副総裁以来で、相次ぐ党幹部の訪問に中国が反発することも予想されます。