「根室さんま祭り」にぎわう 5年ぶりのつかみ取りも 北海道

サンマの水揚げ量が全国一の北海道根室市で秋の味覚を楽しむ「根室さんま祭り」が開かれ、大勢の人たちでにぎわいました。

「根室さんま祭り」はサンマの水揚げ量が13年連続で全国一の根室市で水揚げが最盛期を迎える秋に開かれていて、7日は悪天候で中止となりましたが、8日は予定どおり開催されました。

会場では、200円で容器と箸を買うとサンマが食べ放題で提供され、訪れた人たちは長い列をつくり、サンマを受け取ると自分で炭火で焼き上げて味わっていました。

また、不漁や新型コロナの影響で中止されていたサンマのつかみ取りが、5年ぶりに行われ、参加した人たちはサンマがいっぱいに入った氷水に両手を入れ、1匹でも多く取ろうと勢いよくすくい上げていました。

浦河町から訪れた小学6年生の男の子は「ことし初めてサンマを食べました。脂がのっていておいしいです」と話していました。

祭りの実行委員会の田家徹委員長は「サンマがなかなかとれないなかで漁業者が取ってきてくれて無事に開催できて安どしている。根室のサンマは本当においしいので、食べてもらえれば幸せです」と話していました。