天皇皇后両陛下 国体のフェンシング競技を観戦 鹿児島

天皇皇后両陛下は鹿児島県で開かれている国体・国民体育大会のフェンシング競技を観戦されました。

7日、鹿児島市で国体の開会式に出席した天皇皇后両陛下は8日午前,
フェリーで鹿児島湾を渡り、フェンシング競技の会場の垂水市の体育館に足を運ばれました。

両陛下が国体でフェンシング競技を観戦されるのは初めてです。

会場では背中を含めた相手の胴体部分への突きを有効とするフルーレ種目の成年男子の試合を観戦し、天皇陛下は案内役の担当者に「剣の先はどのようになっていますか」などと尋ねられたということです。

午後には鹿屋市のさつまいもの生産・加工会社を訪れ、貯蔵方法などについてパネルで説明を受けたあと、甘みの強さが特徴の「紅はるか」を実際にご覧になっていました。

この会社は若い社員が多いということで、天皇陛下は20代の男性社員に、「お仕事は楽しいですか」と声をかけられたということです。

また、皇后さまは入社して半年ほどの別の20代の男性社員に、「仕事の方は慣れましたか」と尋ねられたということです。

両陛下は午後9時すぎに皇居に戻られました。