少林寺拳法の世界大会 10年ぶり日本で開催 1500人余の選手参加

少林寺拳法の世界大会が10年ぶりに日本で開催され、世界24か国の選手が迫力ある技を披露しました。

少林寺拳法は中国の武術などをもとに戦後の日本で考案された拳法で、世界大会は4年に1回開かれ、日本で開催されるのは10年ぶりです。

東京 千代田区の日本武道館で行われた開会式には日本やフランス、アメリカなど世界24か国から1500人余りの選手が参加し、それぞれの国旗を持って入場しました。

正午すぎからは世界大会の競技が始まり、選手たちは大きなかけ声とともに、蹴りや投げなどの技を披露していました。

技の構成力や姿勢の美しさなどが審査され、23の種目で最優秀賞や敢闘賞などが決められるということです。

岡山県から参加した20代の男性選手は「支えてくれた家族や先生への感謝を込めてのぞみたいです。精いっぱい自分が取り組んできた少林寺拳法を見せたいと思います」と話していました。

大会の実行委員長を務める東京都少林寺拳法連盟の渡辺待男理事長は「この大会をきっかけに少林寺拳法の楽しさを知ってもらいたいです」と話していました。