ツインズ 前田健太 2回投げ2失点 チームは敗れる 地区シリーズ

大リーグのプレーオフは7日、アメリカンリーグの地区シリーズの試合が行われ、前田健太投手が所属するツインズはアストロズとの初戦に4対6で敗れました。
前田投手はリリーフで登板しましたが、2イニングを投げて2失点でした。

地区シリーズは5試合制で行われ、先に3勝をあげたチームがリーグ優勝決定シリーズに進みます。

アメリカンリーグは中部地区で優勝した前田投手のツインズが、ワイルドカードシリーズでブルージェイズに勝って地区シリーズに進みました。

去年のワールドチャンピオンで、今シーズンの西部地区を制したアストロズとの地区シリーズは7日から始まり、第1戦は相手本拠地のヒューストンで行われました。

この試合、前田投手は3対0とリードされた4回から2人目としてマウンドに上がり、最初のバッターにヒットを打たれたあと、2アウトからフォアボールとワイルドピッチも絡んで二塁三塁とピンチを広げました。

ここで、続くバッターはこの試合の1回に先頭打者ホームランを打ったアルトゥーベ選手でしたが、前田投手は低めの変化球でショートゴロに打ち取り、このピンチを無失点で切り抜けました。

しかし、5回はヒットとフォアボールでランナーを背負ったあと、タイムリーヒットを2本打たれて、アストロズに5対0とリードを広げられました。

前田投手は6回はマウンドに上がらず交代し、今シーズンのプレーオフ初登板は2イニングを投げて、打たれたヒットが4本、フォアボールが2つで2失点となりました。

ツインズは7回、2本のホームランで1点差まで詰め寄りましたが、そのウラ、追加点を奪われ、第1戦を4対6で落としました。

アメリカンリーグ、地区シリーズのもう1試合は、レンジャーズが9年ぶりに東部地区で優勝したオリオールズに3対2で勝ちました。

オリオールズにシーズン途中から所属している藤浪晋太郎投手は、地区シリーズに出場する登録選手26人のメンバーから外れています。

ナショナル・リーグ フィリーズが第1戦勝利

ナショナル・リーグのブレーブスとフィリーズの第1戦はフィリーズが3対0で勝ちました。

ナショナル・リーグの地区シリーズのうち、今シーズン、両リーグ最多の104勝をあげ、東部地区で6年連続の優勝を果たしたブレーブスは、同じ東部地区の2位でワイルドカードシリーズを2連勝で突破したフィリーズと本拠地のアトランタで対戦しました。

試合はフィリーズが4回に1点を先制、6回には3番・ハーパー選手のソロホームランで2対0とリードを広げました。

フィリーズは8回にもキャッチャーの打撃妨害で1点を加え、守っては先発のスアレス投手のあとを6人の投手でつなぐ堅い守りで得点を許さず、3対0で勝ちました。

ブレーブスは今シーズン20勝をあげた先発のストライダー投手が7回2失点と粘りましたが、両リーグ最多のホームラン307本を量産した強力打線がヒット5本に抑えられ、8回のノーアウト一塁二塁などのチャンスも生かせず、本拠地の初戦を落としました。

両チームは去年も地区シリーズで対戦し、初戦に勝ったフィリーズが3勝1敗でブレーブスを退けています。

ナショナル・リーグ ダイヤモンドバックスが第1戦勝利

ナショナル・リーグのドジャースとダイヤモンドバックスの第1戦はダイヤモンドバックスが11対2で快勝しました。

ナショナル・リーグ西部地区で2年連続優勝したドジャースは、同じ西部地区2位で進出したワイルドカードシリーズを2連勝で勝ち抜き、6年ぶりに地区シリーズに進んだダイヤモンドバックスと本拠地のロサンゼルスで対戦しました。

試合はダイヤモンドバックスが1回、先頭バッターからの4連続ヒットで2点を先制し、さらに5番・モレーノ選手がスリーランを打つなど、この回一挙6点を奪いました。その後も3本のホームランでリードを大きく広げたダイヤモンドバックスは、ドジャースの反撃を8回の2点に抑え、11対2で勝ちました。

先発のメリル・ケリー投手は、これまで通算16試合に先発して勝ち星なしの11敗と相性の悪かったドジャースを相手に、自身プレーオフ初登板で7回途中までをヒット3本、無失点と好投し、勝利投手になりました。

ドジャースは先発した通算210勝のカーショー投手がワンアウトしか取れず、1回途中でマウンドを降り、同じ地区で16ゲームの大差をつけた相手に第1戦を落としました。