天皇皇后両陛下 国体の開会式に出席される 鹿児島

天皇皇后両陛下は7日、鹿児島県を訪れ、国体・国民体育大会の開会式に出席されました。

両陛下は7日、特別機で鹿児島空港に到着し、午後2時すぎ「特別国民体育大会」の開会式会場の鹿児島市内のスタジアムに入られました。

今回の大会は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止された2020年の大会に代わるもので、開会式に出席した両陛下は、地元の高校生らおよそ1700人が創作ダンスや吹奏楽などで鹿児島県の魅力を紹介するパフォーマンスをご覧になりました。

そして天皇陛下が「この特別国民体育大会が『コロナ禍からの再生と飛躍』を象徴する大会として、皆さんの心に残る、実り多い大会となることを期待します」などとおことばを述べられました。

このあと会場では、オリンピックの聖火にあたる炬火がリレーされて炬火台にともされ、鹿児島県の代表選手2人が選手宣誓しました。

今回の大会は「国民体育大会」の名称で開催される最後の大会となり、来年、佐賀県で開催される大会からは名称が「国民スポーツ大会」に変更されます。

両陛下は8日午前、垂水市の会場でフェンシング競技をご覧になります。