伊勢えび漁が解禁 一部漁港で今シーズン初めての水揚げ 三重

三重県を代表する海の幸、伊勢えびの漁が解禁され、志摩市の一部の漁港で6日、今シーズン初めての水揚げが行われました。

全国有数の水揚げ量を誇る三重県の伊勢えび漁は一部の離島を除き、今月1日から解禁され、志摩市の和具漁港では6日、今シーズン初の水揚げが行われました。

午前6時半ごろ、漁に出ていた5隻の漁船が漁港に戻ると、漁業者の家族らが作業場で網にかかった伊勢えびを傷がつかないよう慎重に取り外していました。

初日の6日の水揚げ量は271キロで、去年の初日より80キロほど多かったものの、例年と比べると少なめでした。

一方、価格は最も高いもので1キロあたり7500円と、去年よりも1000円高く、例年と比べても高値で取り引きされていました。

初水揚げした漁業者の男性は「温暖化の影響か、大きい伊勢えびが少なかったのが残念です」と話していました。

漁業者でつくる和具海老網同盟会の大田浩司会長は「この地域の伊勢えびは昔から味がよいのが自慢ですので、多くの人に味わってほしい」と話していました。

三重県の伊勢えび漁は来年4月末まで続くということです。