プーチン大統領71歳に 大統領選に立候補の場合 83歳まで続投も

ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアのプーチン大統領は、7日で71歳になります。プーチン氏は、来年3月の大統領選挙に立候補した場合、最も長くて83歳まで続投することも可能で、いつ態度を表明するのか関心が集まっています。

2000年に47歳でロシアの大統領に就いたプーチン氏は、7日で71歳になります。

3年前には、みずからが進めた憲法改正によって、任期が満了する来年以降も立候補する権利を得て、最も長くて2期12年、83歳まで続投することも可能になっています。

来年3月に予定されているロシアの大統領選挙をめぐって、有力紙の「コメルサント」は、10月3日、大統領府に近い情報筋の話として、プーチン大統領は、11月上旬に首都モスクワで始まるイベントで立候補を表明する可能性があると報じ、独立系メディアの「メドゥーザ」は、政権側は、すでにプーチン大統領の得票率の目標を80%以上に設定したと伝えています。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は9月に「プーチン大統領が立候補すれば、現段階で対抗できる人物がいないことは明らかだ」と述べています。

プーチン政権としては、ウクライナへの軍事侵攻が長期化する中、大統領選挙を通じて、国民が大統領のもとに結束していると印象づけたいねらいもあるとみられ、プーチン氏が、いつ選挙に向けた態度を表明するのか関心が集まっています。