新型コロナ感染者 前週比0.8倍 “全国的に減少傾向も 対策を”

新型コロナウイルスの全国の感染状況は、10月1日までの1週間では1つの医療機関当たりの平均の患者数が8.83人で、前の週の0.8倍となっています。厚生労働省は「全国的に減少傾向にありピークアウトしたと考えられるが、引き続き感染対策を行って欲しい」としています。

厚生労働省によりますと10月1日までの1週間に全国およそ5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は前の週から1万641人減って4万3705人となりました。

また、1つの医療機関当たりの平均の患者数は8.83人で前の週の0.8倍となりました。

前の週から減少が続くのは4週連続で、46の都府県で減少しました。

都道府県別では多い順に
▽愛知県が12.4人
▽熊本県が11.3人
▽茨城県が10.73人
▽千葉県が10.61人
▽北海道と大分県が10.43人などとなっています。

また、今週からは入院した人数についても感染者数と同様に全ての医療機関を対象にした調査ではなく、全国およそ500の医療機関から報告を求める「定点把握」に変更されました。

それによりますと、10月1日までの1週間に新たに入院した人は2011人でした。

厚生労働省は全国の流行状況について「4週連続で全国的に減少しているのでピークアウトしたと考えられるが、インフルエンザなどの患者数は増加傾向にあるので、引き続き基本的な感染対策を行ってほしい」としています。

1医療機関当たりの平均患者数(都道府県別)

▽愛知県は12.4人
▽熊本県は11.3人
▽茨城県は10.73人
▽千葉県は10.61人
▽北海道は10.43人
▽大分県は10.43人
▽岐阜県は10.26人
▽鹿児島県は10.23人
▽高知県は9.91人
▽富山県は9.83人
▽埼玉県は9.76人
▽石川県は9.71人
▽静岡県は9.65人
▽沖縄県は9.57人
▽長崎県は9.46人
▽奈良県は9.4人
▽宮崎県は9.4人
▽岩手県は9.3人
▽長野県は9.24人
▽福島県は9.13人
▽山口県は9.12人
▽山梨県は9.12人
▽栃木県は8.96人
▽佐賀県は8.92人
▽新潟県は8.86人
▽京都府は8.66人
▽和歌山県は8.47人
▽宮城県は8.41人
▽福岡県は8.38人
▽兵庫県は8.33人
▽愛媛県は8.33人
▽神奈川県は8.3人
▽徳島県は8.27人
▽岡山県は8.11人
▽三重県は7.85人
▽広島県は7.79人
▽群馬県は7.62人
▽滋賀県は7.45人
▽香川県は7.19人
▽東京都は7.08人
▽大阪府は7.02人
▽青森県は7.02人
▽山形県は6.58人
▽鳥取県は6.55人
▽秋田県は6.52人
▽福井県は5.44人
▽島根県は5.26人